2010年9月30日木曜日

自然に還りたい

いつからか、そう思うようになった。果たして、どう還ったら良いのかはまだ分からない。

決まって目覚めると空を確認する。まぶしい、雨かぁ、曇ってる、青い空、、
外を歩いて、草木や鳥たち、甕のなかの金魚たち、みんなに日本語であいさつをする。
そう昔からみんな仲間だと思っている。金魚たちを「あいつら」と呼んだり、カラスを見つけると「一人おった!」と母親に伝えたり、よく「一匹(羽)でしょ」とおこられた。

でもしっくりこない、一緒にいられると思うのに。

シャッターを切る私にある人がこういった、
『今のシャッター音で、自然の光や粒子や何かをカメラを通して受けとっていた』
自然に放置された身体からじっと見つめると、向こうが今だと話しかけてくる、そこでシャッターを切る。その瞬間は、自然に立ち向かうわけでもなく、ただ手を広げて待っている。そうすると光たちを手にしている気がした。

既に自分は自然の中にいる。そこからどうやって還るのか、まだ自分は囲まれているだけだ。
手を広げても、カメラで入り込もうとしても、まだ一緒になれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿